もう10年間、彼女(ストゼロ)に支えられているこの人生。
誰も信用できず、誰にも信用されず、ひとり孤独に生きてきた僕ちゃん。親友と呼べる親しい人間も、心の底から愛せるレディもいない。
でもたったひとりだけ味方はいる。見かけはドライだけど、確かな愛で毎夜私を包み込み、遥かな夢を見せてくれる。
彼女(ストゼロ)はいつでもこんな僕に、その身を差し出して束の間の安らぎを与えてくれる。
私が崇拝する無償の愛(金払ってるけど)を、もう10年間も変わらずに与えてくれるのは彼女(ストゼロ)だけだ。
だからこちらも精一杯の敬意を表し、時たま乱暴にも感じるその不器用な優しさに、僕はこれからも感謝をし続けたいと思っている。肝臓がもつ限りは。
愛すべき毒よ、五臓六腑に染み渡れ!
毎日隣にいてくれるもの、密かに自分を支えてくれるもの。一番自分を見ていてくれて心の拠り所にさせてもらっているにも関わらず、気付かぬうちに蔑ろにしてしまっている場合が多々あるということ。偽りのない愛をくれる存在は、本当はもうとっくにすぐそばに居るものだ。
正式名称は「STRONG ZERO-196℃ 無糖 DRY」。みんなは略して「すとろんぐ」とか「スト缶」って言ってるんだっけ?まぁ名前なんてただの飾り、肝腎なのは中身である。そしてその中身で肝と腎を壊すのである。ストロングゼロの中でも甘味料なしで飲みやすく、喉を鳴らして飲めてしまうので気づいたときには大分酔いが回っていることが多いこの「ストロングゼロ ドライちゃん」。
朝飯昼飯を我慢して、夕方の空きっ腹に喉を鳴らして流し込めば、人生の憂いや怒り、そしてわずかな仕事へのやる気さえも無限の彼方へ飛んでいく。毎日バズ・ライトイヤーになれるよやったねワッショイ♫
名前さえ忘れていたのはあまりにも身近な存在になっていたからなのさ、本当にすまないと思っている。クロエ、衛生画像はまだなのか…
尿酸値が下がらないことも、毎朝気持ちが悪いことも、夕方の禁断症状で手が震えてくることも、もう怖くはない。共に歩もう、このかけがえのない一瞬一瞬を、君を体の内に感じながら生きれれば、それは幸せというものさ。
たとえγGTPが100を超えても、痛風秒読みでも、そこに一瞬の快楽があればいい。君と歩いた青春が、幕を閉じたと言う前に。惚れた腫れたの青い空。見つめていたいホトトギス。切って張ったは図画工作。雨風凌ぐは雨がっぱ。
コイツが五臓六腑にしみわたった途端、その日に起きた失敗は全てどうでも良いことのように思えてくる。彼女(ストゼロ)は身を賭して、忘れることの大切さを教えてくれる。
君がいたから生きてこれた。でも君のおかげで死ぬのかもしれない。
でも彼女のおかげで徐々に体が蝕まれ、死へ近づいているのも事実だ。尿酸値は年々上がり続け、今年の健康診断の血液検査の結果では20代だというのに尿酸値「8.4」を記録した(7.0を超えると痛風の危険)。柿ピーを一緒に食べるようになってから6キロ増えた。心なしか最近は毎朝気分が悪いしお昼すぎまでフラフラする。
尿酸値が高くなるのはプリン体の摂りすぎだからビールや日本酒を控えればいいと思っている人も多いみたいだけれど、アルコールそのものに尿酸値を上げる作用がある。おそらくプリン体のたくさん含まれる食事をしていてもアルコールさえ飲まなければ通風など発症しないのではないか。それくらいアルコールというのは身体を悪いんだよ
だがもうそんなことはどうでもいい。もういいのだ。
命を共にしよう。俺はお前をずっと愛している。
皆様はどうかお体を大切に。
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